私が生まれた家は、借家で長屋に、両親、兄弟の八人家族の末っ子に生まれ、
物心ついた時は、小さな家で、一つのテーブルを八人家族が囲む、貧しい家で育ちました。
夜、寝る時は、蚊の大群が来る前に、蚊帳の中に入って、朝を迎える、そんな毎日でした。
ある日、近所の家にテレビが来た日、私も見せて貰おうと思い、行きました。
すると、家人が私に言った言葉が、「貧乏人は汚いから上がるな」と言われそのまま帰りました。
帰り道、涙を拭いながら、大きくなったら、日本一大きなテレビを買って、貧乏人だけで見てやる!と思いながら、涙を流していました。
涙を見せると、母が心配するので、手で涙を拭い家に帰ると、
母が「何があったの?男の子が泣いたら、可笑しいぞ?」と一言。
私の顔には、涙の跡が残っていたのです。
日本の昭和三十年初頃は、まだ戦争の傷跡が彼方此方に残っておりました。
今の日本人は、豊かさを知っていても、貧しさを知らない人が多いのではないでしょうか。
豊かさも生きる上では大切な事ですが、貧しさを知ることも、大切ではないでしょうか?
昨今、毎日のように報道される、殺人事件。
その裏側を、私なりに霊視して見ると、ほとんどが、物質的価値観に翻弄された、果ての犯行!
お金、物質は、この世だけの道具、その道具に翻弄される時、人は人である尊厳までも、失われ、亡者、餓鬼に成り下がるのです。
道具は、道具。
本当の視点を見誤る時、あなたは、しあわせの尺度を、見誤る事になるでしょう。
豊かさに学ぶことは少ないが、貧しさに学ぶ時、人は、真の豊かさを実感するでしょう。
南無大師遍照金剛
蓮華合掌
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