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私の天職と適職

私の天職は密教僧ですが、適職も持っております。

適職はあくまで生活の糧であり、それ以上でも無ければそれ以下でも無い、
但しどんな適職であろうと、疎かにした事は無い。

以前、仕事上のコンクールがあり、冷やかしで出場させられた大会で優勝してしまった。

私は、仕事場では、必要以上の事は喋らない。
工場の片隅で、黙々と与えられた仕事をこなすだけの変な爺である。
若い者に馬鹿にされても、黙っている。

そして、コンクールの日がやって来た。

ゼッケンを付け、いざ競技開始。
終わった時、私は優勝していた。

私の会社の人間は、全員呆気に取られていた。
馬鹿げた事である。
笑い者にしようとした爺に、全員が敗退。
誠に愚かな事である。

私が適職を続けるには、訳がある。

密教僧としても食べては行けるが、最大の訳は依存である。
私を頼り、遠方より祈祷を受けに来る方々に、過分な負担を掛けたく無いのです。

私は祈祷料の請求をし無い。
依頼者の気持ちに任せて居るが、それで良いのだ。

私は、適職で食べて行ける。
天職を穢す必要は無い。

ところが、一度来た方々は必ず長い付き合いに成って居る。
私の弟子も、元は参拝者の一人だったのです。

こんな、爺を頼り託してくれた加持祈祷。
私は、全身全霊を掛けて祈祷する毎日です。

皆さんも、仕事をお持ちだと思いますが、適職はあくまでも生活の糧。
命を削る仕事は、お辞めなさい。
不幸の種にしか成りません。

適職は、あくまで適職。
命を削るほどの価値などありません。
適職は、家族を養い、自分も生きる糧と心得えておやりなさい。

命を削る仕事は、自殺です。
貴女は、自殺する為にこの世に生まれたのではありません。


赤不動院、院主永作優三輝
南無大師遍照金剛
金剛合掌





by kongousan-akafudo | 2015-07-11 20:00 | 赤不動明王院通信
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