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心の飢餓

今、急速に心の飢餓が進んでいる。
此れは、私達が産んだとも言える。
原因は、無関心で在る。

自分に直接的な影響が起きないと人は、動こうとしない。
反面、少しでも不愉快な事には、異常なまでに反応する。
正に、現代の象徴の様に感じられる。

そのいい例が、すぐキレる、自分に非があるにも関わらず、逆ギレする。

私も遭遇した事がある。
相手が弱く見えた時、更に酷く襲い掛かって来る。
仕方無くかわすが、しつこい馬鹿者には、鉄鎚を喰らわせば尻尾を丸め、泣きが入る。
情け無い輩が居るものである。

私は身体は小柄だが、武芸十八判を納めた身、普通の者では歯が立つまい。

増してや、相手を小柄な爺いと侮るヘナチョコなど、取るに足り無いが、懲らしめてやらねば、普通の人に害を及ぼす怖れがあるので、懲らしめて置いた。
その情け無い醜態は、餓鬼以下である。

正に今の世は、末世末法の世を、彷彿する様な出来事であった。

男足るもの、本来であれば、強きを挫き、弱きを助くる者であるはずが、今日は、この体たらく。
世も末と想う私は、中世の遺物なのだろうか?

女性には優しく、幼きは愛でる、これが私の心情である。

家内にも同様。
然るに家内とあれば、負けるが勝ちも、諸般の男性諸氏には伝え置きます。

強さは魅せる物に非ず、感じるを待てば良い。
男子、質実剛健であれ。
女子よ大和撫子に帰縁、願いたい。

皆様の幸せを、御祈念申し上げます。

南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
赤不動院、院主 永作優三輝




by kongousan-akafudo | 2015-09-18 20:00 | 赤不動明王院通信
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