私が寺にいた頃、不思議な依頼が来た。
骨董商のAさんが、日本刀を供養して欲しい…と言うので、詳しく話しを聴くと、最近仕入れた二振りの日本刀が来てから、毎夜同じ夢を見てうなされると言うのです。
内容を聴くと、花嫁と少年の夢で、二人共血だらけの姿で現れると言うのです。
寺に刀を持って来るのも…と思い、私はAさんの家に行く事にして支度をした。
Aさんの家で、二振りの刀を持った時…
全てが判った。
一振りは嫁入り刀、一振りは元服刀。
元服刀とは、十五歳の成人を祝う刀である。
その日、息子の元服の宴が開かれ酒を飲んでいると、祝いの席に敵が討ち入り、全員を殺し、最後に息子を元服刀で殺害したのです。
息子は死を理解出来ず…未だ刀と共に、現界にいるのです。
私は、死を理解させて、父母の待つ霊界へと帰しました。晴れて二人は婚礼の日を迎え、喜びは万感迫るものでした。
二人は身分違いの間でも愛し合い、やっとの思いで迎えた婚礼の夜に、悲劇が待っておりました。
盗賊が押し入り、一家皆殺し…
最後に残った花嫁を恥ずかしめたのである。
花嫁は、懐にある嫁入り刀で胸を突き絶命したが、愛する夫への申し訳なさに成仏出来ずにいたのだった。
私は、霊界からの使者と行く様に促したが、夫に合わす顔が無い…と聞き入れず。
地蔵尊に願い、夫を召喚した。
夫も妻を探して、探して…最後は、疲れて霊界の片隅にいたのです。
私は、孔雀明王法にて二人を浄化して、新たに二人の縁結びを修して、来世は仲睦まじい夫婦になる事を御仏に願い、二人は手を携えて霊界へと帰って行きました。
供養の様子を見ていた人達の目にも、涙が流れておりました。
南無大師遍照金剛
蓮華合掌
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