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密教554 毒と薬

私は、三歳の頃より古武術を習い修行を重ね両親の死後、出家するまで、古武術を學びました。

古武術をご存知無い方の為に解説をさせて頂けば、古武術は、戦さ場に於ける武術である。
組打ち、剣術、手裏剣術、薬学、地学、天文学、弓術、馬術と多彩である。

何故、古武術に薬学があるか?其れは、戦さ場に於いて怪我が付きものだからである。
又は身体の変調不調があっては、充分な働きが出来無いからである。

薬学の中には、毒、火薬の製法も含まれている。昔の僧侶は、薬も調合し人々を助けて居りました。

現在は、薬事法で禁止されているので、調合は、出来ませんが、
災害時の人命救助に関しては、必要最小限の医療行為は、必要と考えます。

私は接骨の資格も有しているので災害時は、持ち得る力を惜しみなく使います。
全ては、人間が作り、人間が使う、知識があってもよこしまな者が使えば害と成す。

何時の時代も絶えない問題であるテロ行為も同じである。罪も無い人々を巻き込み、殺害、傷つけ、
口では、聖戦とうそぶいて居るが、只の人殺しである。


毒と薬、思想も同じである。
間違った思想は、人々に地獄を与え自らは《指導者》隠れ、命令と云う欺瞞を発するだけである。

薬も火薬も狂人の手に入れば凶器と化すが、心正しき者の手に入らば人命を救う鍵と成ります。

イジメや誹謗中傷を繰り返して居る人間は、自らが毒の池に浸かり喜ぶ大戯けであり、
悪口雑言は自ら毒を吐き、その毒に依り自らの命を縮めて居るに過ぎない。

カルマ《因縁》は、必ず返ります。
イジメや誹謗中傷の類いは、卑怯者の一番好きなご馳走なのであるだから、辞めることをし無いのである。
やがて、カルマが増大し破滅を迎える日が来るまで。


南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院 院主永作優三輝

by kongousan-akafudo | 2017-06-05 06:00 | 赤不動明王院通信
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