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密教556 御開帳

今日は、年に一度の秘仏公開日で奈良は、秋篠寺に来ています。

皆さんには、あまり馴染みの無い秘仏ですが、密教の世界では、大変な力を持った明王尊であります。
その御尊名は、大元帥明王尊、御手には、法具を持ち髪《怒髪》は怒りを表し、身体は、筋骨隆々たる忿怒尊である。

さて、拝観、前面には、護摩壇そして奥の扉が開かれ大元帥明王尊が姿を表されました。
威風堂々たるお姿である、私は、この瞬間に決めました、必ず大元帥明王尊の銀天を謹製すると。

また、自らに課題を頂いたと想います。

銀天の製作は、大変である。まず仏師さんに木製の尊像を依頼し完成後、型の製作、尊像が複雑な場合、型は複数作らねばならない、そして銀の流し込み、彫金、磨き仕上げと様々な専門家の力を借りて初めて完成である。

お陰様で専門仏師さんや鋳造師さんの全面的な協力のもと完成したのが銀天像であります。

当院には、大元帥明王尊に関する次第書から全て揃って居る。
後は、秘密法具の製作が完了すれば、全てが揃うので、私は、一年の誓願を掛ける事にした。


南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院 院主永作優三輝

by kongousan-akafudo | 2017-06-07 06:00 | 赤不動明王院通信
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