私は、自らの霊媒体質に苦しんで来た経緯が御座います。
他人に見えないものが視えることは、幼い私には恐怖でしかありませんでした。
両親にも誰にも言えなかった。
ただ、恐怖に震えるしかなかった。
やがて青春時代を迎え、益々、その能力は増大した。
他に聴こえ無い声までも、聴こえて来た。
忘れもしない、18歳の時、あの声が聞こえて来たのです。
《お前の両親は、お前が二十歳に成った時、死ぬ》
私は、何時もの幻聴と考え、忘れておりました。
そして、二十歳を迎えた冬の寒い日。
その時がやって参りました。
友達と休日を満喫して居た時、あの声が聞こえて来たのです。
《早く、家に帰れ!》
私はその声に従い、家路についた。
両親は不在で、私が帰ると間も無く帰って来ました。
そして、母の異変に氣づく。
床を敷いて母を休ませ、父と救急車の到着を待った。
しかし、母は亡くなりました。
葬儀も終わり、父と二人。
これからは、自分が父を助けて生きて行こうと、心に誓い働いておりました。
そんなある日。
私が、仕事で家を空けて居たあの日。
私が寝て居ると、亡き母が現れました。
そして、私に《 家に帰れ》と言うのです。
私は夜明けを待ち、始発電車に乗って家に帰ると、父の姿が無かったのでした。
その時、私はあの声に従い行動しました。
そして、警察署に。
父が居ない事を担当官に話し、担当官は親切に対応して下さりました。
そして、あの瞬間....。
担当官の顔色が変わって、奥に入り、何やら他の人と話して居る。
そして、私の側に来て話してくれました。
私は、父の特徴や服装を話しました。
担当官の談
《君は、親想いだね。》
《君が今日署に来なければ、荼毘に伏し骨に成って居たんだよ。》
《さあ、連れて帰って上げなさい》
担当官の方は、涙を浮かべていらっしゃいました。
私は、自分の能力を呪った。
その後、出家し、僧侶に成り、現在に至る。
霊媒体質に恐れる必要は、無い。
正しく學び、修行する事で、全ての謎は謎では無くなります。
正しく學ぶ事は、理性的に判断する事であり、科学する事なのである。
イタズラに騒ぎ、狼狽える必要は、ありません。
答えは、あなたの中にあるのだから。
金剛合掌
金剛山赤不動明王院 院主 永作優三輝
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