人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 密教644 秋彼岸の季節 密教642 如意宝珠 >>

密教643 御刀供養

流石に一流の職人仕事は、見事であります。
あれだけ凄い赤錆が浸透した刀を見事に復元し研ぎ上げる技術力は、日本人の技《修練の賜物》です。

小柄《小刀》は、先が折れダメで有ろうと思って居たが、此れも見事に復元した。


短刀《元服刀》などは錆びの侵食が激しく、それを特殊な方法で錆びの深さを測り、見事に復元してくださいました。

何故そこまで難しい仕事を引き受けたか。

そこには、訳が有りました。

研ぎ師は私の古くからの友人《武術家時代からの》であるが、ここまでの錆びついた刀を研ぐにはかなりのリスクが伴うのです。


①手間だけ掛けても刀がダメだった事がある。

②錆びが深すぎる為、錆びが残り失敗に終わる。

③刀が研ぎに耐えられず、折れてしまう。

④研ぎ代が高価になるので諦める事がある。


その他、様々な要因があります。

【研磨料金一覧】

一般研磨…1寸5,000円
標準修正研磨…一寸6,500円
整形研磨(深錆びや刃毀れが有り、整形が必要な場合)…一寸8,000円
小柄小刀…1本30,000円


1寸=3cm
日本刀研磨工房さま のサイトを引用させて頂きました


しかし今回の依頼者は、真剣に先祖の想いを後世に残したいと考え、

家族一丸と成って御刀供養に臨まれ、やっと完了に至りました。

私は帰って来た刀に開眼供養をし、懐かしい家族の元にお帰り頂きました。

今後、この御刀は家族の守り刀と成り、受け継がれて参ります。

依頼者であるご家族がしあわせに成られる事を願い、御祈念する次第であります。


南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主永作優三輝


by kongousan-akafudo | 2017-09-08 06:00 | 赤不動明王院通信
<< 密教644 秋彼岸の季節 密教642 如意宝珠 >>