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密教698 運、不運

よく聞く話しで、ツキが回って来た、ツキが無いと云う事を耳にするが、お金に関わる事であろう。

それはそれで良い。

昔の諺に『蒔かぬ種は生えぬ』と云う様に、種を蒔かねば刈り入れは出来無いのである。

私は弟子たちによく教える事がある。
自身が種を蒔いて居ないのに、幸運と喜んではいけない。
その逆に警戒せよ。と。

蒔いた種しか実りません。
また蒔いた種が発芽するとも言えません。

発芽して実をつけ収穫できた時、必要なのは感謝の心であり、浮かれる必要など無い。

浮かれる姿に真理は無い。
むしろスキが出来ます。
スキだらけに成った時、正に無防備と言えよう。

私は、過去に暴漢に襲われた経験がある。

撃退し警察に引き渡したが、武術家でもある者が油断して居たら、ひとたまりも無く暴漢の餌食になって居たであろう。

現界には林も密林も存在します。
感謝の心を忘れずに、敬い尊ぶ時、あなたは護られます。

運やツキに惑わされず、理性と智性を磨き、學ぶ事の尊さを知る時、あなた自身の幸福は実現されるのである。


南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主永作優三輝


by kongousan-akafudo | 2017-11-10 06:00 | 赤不動明王院通信
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