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密教726 絶望感①


当院には、様々に悩み、傷つき、苦しみの渦中にある方々が御相談にお出でに成られます。

遠くて来られない方々は、電話で御相談されます。
私は全ての依頼にお答えして居ります。

私は僧侶であり霊能者ですが、電話で名前も住所開かせない方の相談はお受けして居りません。
何故か?解るのです。

人間は、真剣になればなるほど、軽はずみに連絡などしません。
増してや、当院ではホームページも完備してあるので、そちらからお申込み頂けば簡単に出来ます。

≪相談一例≫

万策尽きたので、これから死にます。
借金苦で、生きて居ても仕方ない。
良く成る見込みも無い。


私はゆっくり話しを伺いました。

私は、昔のある出来事を思い出しました。
それは、過去に経験した事案である。

その人は仕事に悩み自殺未遂までした人で、私の寺に最後の望みを掛けてやって参りました。

仕事も辞め、どん底。
もうお金も底をつき、仕事のあてもなく絶望感を漂わせ、正に全ての苦を背負って来た様でした。

私はハッキリ言いました。

今が底である。

後の事を告げました。

残った人生は必ず光明がさすであろう。
御仏に全てを預けて、やり直しなさい。

そして、今は笑顔の似合う男になり、毎日一生懸命に生きて居ります。

先にある喜びは、今は現れません。

辛抱を続けて生きる時、其処には笑顔が待って居るのです。

蒔かぬ種は生えぬ。
良い事も悪い事も、全てを學びに転化すれば解ります。

人生に不公平など無いと言う事が分かります。



南無大日大聖不動明王尊

蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主永作優三輝


by kongousan-akafudo | 2017-12-14 06:00 | 赤不動明王院通信
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