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密教132 護摩の炎

当院では、毎日のように護摩を厳修致しております。

護摩の炎ほど、正直なものは無いのであります。
正に、導師の力量が問われる時であるのです。
護摩は供養法ですが、氣を一瞬たりとも抜くことは出来ません。

私は今までに、数え切れないほどの護摩法を厳修して参りましたが、氣を抜いた事は御座いません。

夏でも冬でも、それは変わりません。

此処では、敢えて固い話はしませんが、本来、護摩を厳修する導師は命懸けなのです。
法衣に火がついても、消しません。
逃げません。
炎と同化する事に依り、炎を味方にする時、炎は炎を攻撃しないのです。
また、攻撃が攻撃に成りません。

同化して一点に集中する事で、天に願いを届けることが出来るのです。
絶対に、見よう見真似で行ってはいけません。

指導者の下で指導を受けて御仏の御加護を賜わり、その後に厳修して下さい。
何故ならば、護摩は焚火では無いのだから。

南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主 永作優三輝

by kongousan-akafudo | 2016-03-22 06:00 | 赤不動明王院通信
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