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密教121 身近な危険

私達は今、危険を察知し辛い状況にあると言っても過言では無いでしょう。

安全神話を鵜呑みにして防御を怠る時、それはやって来ます。
老若男女を問わず、やって来るのです。

一例を挙げ、私が見た事例を下記に記載させて頂きます。

それは、ある平凡な家庭に起こった事でした。
ご主人は、優しい人柄の温厚な人物。
奥様は、笑顔を絶やさない美人。
息子さんは、大人しい学生さんです。

そんな何処にでもある平和な家庭に、誰が事件に巻き込まれると想像出来たでしょうか?

平凡な一戸建ての家。
平和な家庭、しあわせな家族。

ご近所とも仲良く、ただ平和な日々を送る家族に、悪意のかけらも有りません。

唯、一件の家に問題が有りました。
その家には、老夫婦が二人。
奥さんは、毎日のようにご主人から、暴言と暴力を浴びせられていました。

子供達は、それぞれ独立して家庭を持っておりますが、両親とは疎遠でありました。
あの奥さんに暴言暴力を浴びせる爺さんには、悪意が有り近所でも有名でした。
自分勝手で、近隣にも迷惑行為を繰り返していました。

ある日、迷惑爺さんが平和な家庭に不幸をもたらしたのです。
自分の家の前に置けば良いのに、わざと平和な家庭の前に駐車し、嫌がらせに出たのです。

ご主人は、度重なる事に対して注意すると、いきなり大声を張り上げて襲い掛かって来ました。
ご主人が静止すると、また襲い掛かって来ました。

見兼ねた近所の方が、止めに入りますが、振り切ってまた襲い掛かって来ました。
ご主人は手のひらで、狂人と化した爺さんの胸に手を遣って止めようとします。
爺さんは自分で尻餅をつき、倒れて騒ぎ出しました。
そして警察を呼び、名指しでご主人を告訴しました。

ご主人は警察に逮捕され、投獄されました。
まさに、理不尽極まり無い事であります。

その後、爺さんの家族が警察に、爺さんの方が悪いと申し出ました。
また、目撃者が多勢おり、証言もあってご主人は釈放され、家に帰りました。
しかし、事もあろうか、会社は解雇されてしまったのです。

正に、理不尽極まり無い事です。
しかし、悪意の前には為す術は無い。
爺さんは、なんの法的なとがめも無いのです。

これが現実なのです。

私は、祈祷しました。
あの平和な家庭に、静かな日々が訪れる日を願い、渾身の力を込めて。

南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院 院主 永作優三輝


by kongousan-akafudo | 2016-03-13 06:00 | 赤不動明王院通信
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