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密教84 調伏法

密教秘法の中でもあまり行わない秘法でありますが、人間界の法則を持っても倒す事が出来ない場合に行う、大法で御座います。

詳細は、模倣を避ける為に書きませんが、怨敵退散を祈願するには、明王部の御力を頂き、発動する。
代表的な調伏法は平将門の乱で、調伏法を厳修したのが、不動明王尊の法《仮名》であります。

高野山から成田山新勝寺に不動明王像を移し厳修した。と伝えられております。

私も久々に調伏法を厳修する事になりました。
内容は書けませんが、調伏法に関しては、私利私欲がある依頼は御断りしております。

私が依頼を受ける基準は、以下の通りであります。

①依頼が、私利私欲で有ってはなら無い。
②大義名分が、必要である。
③調伏法を厳修する事で、大勢の人が救われる事。
④依頼に虚偽が無い事。

以上の事柄を満たした時に、御受けするか、否かを決定します。

虚偽が有るか無いかは、本人《依頼者》しか分からない事ですが、私は霊視して虚偽の有無を確認します。

調伏法は、そこまで厳密にしなくては成りません。
密教の法はそれほど強力であり、邪な考えで扱えるほど甘くは御座いません。
緩やかに扱えるほど、密教秘法は簡単ではありません。

密教には、此処に書く事を憚るほどの秘法も数多く御座います。

一例を挙げれば、金持ちに成る為の秘法では、宇賀神法、鬼子母神法《仮名》多々あります。

極め付けは、聖天法があります。

当院には、聖天尊も宇賀神尊も秘仏として安置して居ります。

その他の諸天天神は御本尊赤不動明王尊の眷属神であり、御本尊様の命に依り召喚自在であります。
しかし乍ら、其処に、虚偽を認められた時には被ります。

何事も正直に行い、正義を満たす時、天は御味方されます。

今の時代、虚偽がまかり通る様に思う人間も多々居りますが、必ず被ります。

全ては、人間を騙し逃れる事が出来ても、それは人間界の事象に過ぎません。
人間界を逃れても、恐ろしい罰が待って居るのであります。

人間は、死して逃げる事は出来ません。
死に逃げは出来ません。

南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
赤不動院 院主 永作優三輝


by kongousan-akafudo | 2016-01-05 06:00 | 赤不動明王院通信
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