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密教50 象頭双身歓喜自在天

歓喜自在天法は、他のどんな修法を持ってしても叶わぬ願いを叶える最後の仏、と云われて居ります。
その効験は凄まじいほどで御座います。

が、聖天行者に成るのも大変ですが、聖天行者に成ってからの方が大変なのです。

毎日の勤めは当たり前ですが、聖天行者は、何時寝るのかと不思議がられた程なのです。
私が修行僧の頃には、聖天寺の前を通る僧侶は頭を下げて通るほどに尊敬されて居りました。

聖天法は、浴油法に代表される様に、究極の綺麗好きな仏が相手でありますので、氣を抜くことは出来ません。
私など、何度と無く痛い想いをさせて頂きました《笑》

聖天尊の効験はあらたかですが、氣に入らない事はお受けに成ならないのです。

其処で必要不可欠な仏様が、十一観世音菩薩で御座います。
何故、十一面観世音菩薩なのか?

十一面観世音菩薩は、聖天尊が唯一、愛してやまないお妃様なので御座います。

どの世界でも、お妃様には弱いのです。《笑》

南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
赤不動院 院主 永作優三輝

by kongousan-akafudo | 2015-12-11 06:00 | 赤不動明王院通信
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