仏壇の新設、お墓の新設、移転、仏像の御魂入れ時に行う作法が、開眼供養法で御座います。
関東にこんな逸話があります。
その昔、江戸川が氾濫し、多く村人が困っていた時、日蓮上人が川から一枚の板を拾い上げ、その板に帝釈天を彫り開眼供養をした時…
洪水は見事に収まり、その後その地方の住民は川の氾濫に悩まされる事はなかったと。
川から拾い上げた板切れに彫った帝釈天像は、今も大切な御本尊として信仰を集めております。
日蓮上人の法力もさる事ながら、開眼供養法の素晴らしさを後世に伝える素晴らしい事…と私は感じております。
開眼供養法は、魂においで頂き、其処にとどまって頂く為の供養法であります。
仏壇は、ご先祖様と貴方を繋ぐ大切な面会所です。
ご先祖様が気持ち良くお越しになられる様に、私達は勤め敬い、生きる事に感謝の念を込めて行く。
それが一番のしあわせ行きの近道ではないでしょうか。
生きている…活かされている…生き抜く力…活きる喜び…
それは、ご先祖様が一番、御喜びになる事なのです。
支えられている私達子孫は、ご先祖様に感謝を込めて、今日も元気に生きていこうではありませんか。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
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