密教361 幻の秘法

密教には、様々な秘法が、存在する。
しかし、現在では伝えられていない秘法も数多く存在します。
私は今回から、その一つ一つにスポットを当て、紹介して行きたいと考えています。

密教の秘法は、言わば需要と供給の様な関係があります。
しかし、その需要《要求》は、常にハイクラスの方向けにあった様に思います。
そして、上下関係の壁に阻まれ、結果、幻の秘法とされる法は闇に消えて行ったのです。

私の寺には、幻と成り、一般には、知られてい無い秘法の次第書を数多く所蔵しております《非公開》
この密教秘法の数々を紹介するには、私の様な何処の宗旨宗派にも属さない立場が必要である。

何故か?

会派があれば、派閥や上下関係と言ったしがらみを無視して発言する事は、その世界で生きる事は出来ない事情が発生するからである。
然りとて、独立独歩で生きられるほど僧侶の世界は甘く無いのです。

まして秘法となれば、次第書の入手は不可能である。

次第書とは設計図であり、教科書、解説書である。
其処に伝法が加わる事で、始めて可能に成るのである。
従って、独学は困難を極める。

私は幸いな事に、若い頃に良き師僧に恵まれ、師僧から師僧への紹介を賜わり、現在があります。
其処には、生い立ちも関係して来ました。
早くに両親を亡くし、在家から出家。
そして元武術家であり、水戸藩士族の家系があいまって、各師僧の直伝を賜わるに至った経緯があります。

現在、護摩法が各地で謹修されておりますが、密教隆盛時代の様な七十種に及ぶ護摩法は、現在謹修されていないのが現状である。

では、隠れた護摩法は、現在では必要無いのか?
違います。
伝法されていないのが現状です。
《秘密主義と難解さが原因》

私は現代の人々に、密教の素晴らしさを感じて頂き、理解を促す事がこれからの密教の発展に繋がる事と考えます。
そして、科学する事に繋がると考えております。
これから、少しずつでも、紹介して参ります。

どうぞお楽しみに。

南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主 永作優三輝


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by kongousan-akafudo | 2016-11-03 06:00 | 赤不動明王院通信